裁判官の罷免
裁判官の身分保障を命がけで守った人
内 容
裁判官の身分保障を守るため、一命をかけ闘った初代の台湾高等法院長・高野孟矩の抗争軌跡をはじめ、裁判官にまつわる幾多の示唆に富む話や、筆者の高等裁判所判事または法学部教授としての視点から、時事一般に対し鋭く切り込む好エッセイ。主に法律雑誌に掲載した記事よりなる。裁判官のものの捉え方・考え方を知るに格好の書。

著編者名 菊地 博/著
判型・頁数 A5判・並製・208頁
定価 1,708円(本体1553円+税10%)
発行年月 1992年4月
ISBN 4-88260-097-8
ジャンル 単行本/司法
送料 340円
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備考


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主 要 目 次
第1部 裁判官の罷免
 1 裁判官の罷免 −高野孟矩の抗争−
 2 裁判官の身分保障を命がけで守った人
 3 ある陸軍法務官の苦悩と巣鴨生活
 4 マリア・ルーズ号事件
 5 ノルマントン号船長の裁判
 6 ジュノー号事件始末記
 7 ある銀塊物語
 8 ミニオネット号の人肉事件
 9 子供を泣かす父親

第2部 清修野鶴の如し
 1 小さな町の裁判官
 2 清修野鶴の如し
 3 土佐の中村
 4 明朝五代
 5 過橋麺物語
 6 海津町にある治水神社
 7 軍人の政治干与
 8 利休
 9 指導者の節操
 10 法曹資格の特例を検討しては
 11 賭博偶感
 12 法律家と覇道
 13 二つの裁判
 14 訴訟の遅延
 15 法律の世界
 16 二十八年の空白
 17 戸籍の記載について
 18 中国の思い出(1)
 19 中国の思い出(2)
 20 鶺鴒